地球ゾーン
地球内部への旅
earthb-02
大型の地球儀の中に入り、アドベンチャー風の映像を体験。地球内部の構造について学ぶ。
解説Explanation
地球の内部は、地殻、マントル、核の3つの層に分かれています。
その構造は半熟の卵にたとえられることもあります。一番外側の地殻(卵の殻)は玄武岩や斑れい岩などで構成され、海洋部では厚さ5~10km、大陸部では平均30~50km程度です。その下のマントル(卵の白身)は主にかんらん岩などでできており、地下約2900kmまで続きます。マントルは地球全体の体積の約83%を占めています。中心部の核(卵の黄身)は主に鉄で構成され、少量のニッケルを含みます。核は液体状の外核と固体状の内核に分けられます。
深堀りDeep dive
地球内部で大部分の体積を占めるマントルは、地殻の下から地下2900kmまで広がっています。その主成分であるかんらん岩は高温高圧下で柔らかく変形することから、ゆっくりと流動し、地球内部の熱や物質(水や炭素など)を循環させる重要な役割を果たしています。この動きがプレートテクトニクスを引き起こし、火山活動や地震の原因ともなります。マントルの詳細な成分や役割の解明が望まれますが、人類はまだマントルに到達したことがありません。
では、なぜ人類は、マントルよりも深くにある核の情報を得られるのでしょうか。その答えのは地震波の観測です。巨大な地震は地球の内部を通って地球の反対側にも届きます。地震波は物質の性質によって伝わり方が異なります。そのため、地震波を詳しく分析することで核やマントルの密度や状態を推測することができるのです。
日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する地球深部探査船「ちきゅう」は、マントルへの理解を深めるため、地球探査を行っています。「ちきゅう」は最大7kmの海底掘削能力を持ち、世界初のマントル直接採取を目指すプロジェクトに挑んでいます。現在、地殻を貫通してマントルサンプルを採取する計画が進行中で、これにより地球の形成過程や内部構造に関する新たな知見が期待されています。
キーワード
- # 地球の構造
参考・引用
- Spring-8 地震波で地球の内部を探る
- http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/research_highlights/no_39