ベーシックゾーン
液晶椅子
basicg-07
物質と熱
感温液晶シートが貼られた椅子に座り、温度による色の変化を見ながら液晶について学ぶ。
解説Explanation
ベンチの表面には、温度によって色が変わって見える「感温液晶シート」が貼られています。「液晶」は液体と固体(結晶)両方の特徴をもつ物質で、温度によって構造が変化して、反射する色が変わって見えます。
学校の授業で、物質は「気体」「液体」「固体」の3つの状態に分かれると習います。しかし、物質のなかには、「固体(結晶)」から「液体」に変わる時に、液体と結晶両方の性質をあわせもつ状態になるものがあり、これを液晶と言います。
深堀りDeep dive
液晶の発見は意外にも古く、1888年にオーストリアの植物学者が実験中に偶然発見されたことが始まりです。しかし液晶の商品が出てきたのは1900年代後半で、製品化まで100年近くかかりました。
液晶は分子配列の違いによって3つに分けられ、感温シートなどに使われている液晶は、「コレステリック型」と呼ばれます。コレステリック型の液晶は、液晶の構造が温度によって変化します。その構造によって光が当たった時に反射する光の波長が変わるため、温度によって色が変わります。このような反射の仕方は「選択反射」と呼ばれます。具体的には、温度が低いと青紫などの色になり、温度が高いと緑、オレンジなどの色に変わって見えます。
現在、液晶は主にディスプレイ(画面)に利用されていますが、液晶を使ったカメラレンズなども研究されています。
キーワード
- # 液晶