生命ゾーン
歯の治療器具
lifec-16
歯の治療器具に使われている技術について紹介する。器具の中身を分解して見せるインタラクティブ映像や、歯を削るドリルの実験映像を見ることができる。
解説Explanation
歯を治療する時には、患部をドリルで削り取る処置を行うことがあります。このとき、ドリルの回転が速いほど、すばやくなめらかに削ることができるので、患者への負担が小さくなり、より上手に治療を行うことができます。速い回転を生み出すために、ボールベアリング、ギア、モーターなど、治療器具を構成する一つ一つの部品が、高い精度で作られ、精緻に組み合わせられています。
深堀りDeep dive
歯科治療に使うドリルは、動かす仕組みによって2種類に分けられます。一つは、空気で動かす「エアタービン」です。勢いのある空気を、ドリルの回転軸に着けられた羽根車に当てることで、高速回転させる機構です。もう一つは「コントラアングル」です。電気で動くモーターの回転の動力を、ギアでドリルに伝えています。
ドリルにはさまざまな技術が詰まっています。例えば、ドリルの先端の刃で歯を削ると、高速回転による摩擦で熱が発生してしまいます。それを冷やすために、ドリルの先端からは水が噴出する仕組みになっています。また、患部に正確にドリルの先端の刃を当てるために一番最適な形を突き詰め、ヘッドや持ち手の角度が計算されています。