宇宙ゾーン
遠い星・近い星
universea-10
宇宙の構造
星座を構成する星々の距離の違いについて、装置で体験する。
解説Explanation
星座を形作る星(恒星)は、空に張り付いて、同じ距離に見えるかもしれません。でも実際には、(地球からの)星の距離はさまざまです。オリオン座を例にすると、オリオンの「肩」に位置する赤い一等星ベテルギウスは約500光年、「足」に位置する青い一等星リゲルは約860光年、地球から離れています。
「光年」は光が1年間に進む距離を表す単位のことで、1光年は約9.46兆kmになります。光が1秒間に進む距離は、地球7週半分ほど。もし1光年を時速300kmの新幹線で移動したら、約361万年もかかるのです。
深堀りDeep dive
星座は、地球から見た恒星の配置をもとに作られたものです。恒星の実際の地球からの距離はさまざまであるため、宇宙の異なる場所から見るとその位置関係は大きく変わってきます。たとえば、地球から遠く離れると、私たちがよく知るオリオン座などの形は崩れてしまい、全く異なる星の配置に見えるでしょう。つまり、星座は「地球人の視点」に依存したものであり、他の惑星の生命体(仮にいるとしても)には通用しないのです。
さて、恒星までの距離を直接メジャーで測ることはできません。最も基本的な方法の一つが「年周視差」によるものです。これは、地球が公転する際の視点の変化を利用して近くの星の距離を求める方法です。より遠い天体には、セファイド変光星やIa型超新星のようなある程度明るさのわかっている「標準光源」を利用する手法が使われます。近年では、人工衛星(例:ガイア衛星)の精密なデータにより、天体の距離がより正確に測定されるようになりました。そのため、過去に測定された星の距離が修正されることもあります。
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